2週間以上経って、福島原発はまだまだ混迷の様相。
燃料棒の破損が疑われる原子炉はどう処理するのか、
とか、
冷却に使った大量の汚染水はどうするのか、
とか、
既に飛ばしてしまった放射性物質はどうするのか、
とか、
課題は山積。
僕的に今回の事故の原因を考えてみた。
一つ目は、初動の遅さ。
東電は炉を守る為に海水の注入を引き伸ばした。
「もう炉は諦めるしかない」と、思った時には既に手遅れ。
結果的に、広範囲な放射能汚染をひきおこしたうえ、
炉も、原発に対する信頼も失った。
判断が遅れた→組織の危機管理体制ができていない。
こう思わざるをえない。
二つ目は、技術的問題。
なぜ、今回のような事態になったのか。
5重の壁と言う報道もあったが、あれは壁でもなんでもないと思う。
パックアップは多方面から考える必要があるし、
遠隔制御しきれること前提。
電源が来ていることが前提。
そんな前提を置いてしまうと、想定外に弱い。
どんなに頭がいい人が考えても、想定外の無い設計なんてありえない。
本当の安全は、「放置状態 = 安全な状態」ここにデフォルトを置いた設計が必要だ。
(例えば、炉は海面より下に設置して、温度ヒューズで海水がメカ的に自動注入自動循環とか・・)
結局は、安全をうたうための安全設計だったのではないだろうか。
今回の事故をよく考えて、
企業は企業のありかた、本当の意味での責任ををよく考えて欲しいと思う今日このごろです。。
先日、お仕事で初の欧州→ハンガリーに行ってきました。
日本から、フィンランドで乗り継ぎ、約13時間のフライト。
ハンガリーに行くことに決まってから、地球の歩き方買ってみたものの、
読む時間も無く、事前情報はほぼゼロでしたが、
始めて体験する土地はとってもいい所でした!
ドナウ川にかかる橋→とりあえず、お洒落
その辺のたてものもお洒落
ドナウにかかるチェーンブリッジ→ジグソーパズルで見たような・・・
王宮の下に通るトンネル
下から見た王宮!
王宮から見たチェーンブリッジ
王宮へ登るケーブルカー
王宮から見たチェーンブリッジA
王宮から見たチェーンブリッジB
ドナウ側と日本人のひと!?
王宮@
王宮A
チェーンブリッジ渡ってみた→入り口にらいおんが・・・
石づくりの橋脚
大聖堂
大聖堂A
だからチェーンブリッジなのか・・
東駅@
東駅A
東駅B
東駅C
世界一豪華なマクドナルド♪
英雄広場
ハンガリー出張中に日本が酷いことになってた。
まさかの震度7+津波+原発事故
地震と津波は避けようが無い部分もあるけど、
原発事故はどうにも納得いかない。
何故こんなにも対応が後手後手なのか。。。
稼動していた炉のほぼ全てがダメージを受け、
水素爆発に、放射能漏れ。
水が注入できなくて、炉心が冷やせないらしいが、
そんなはずはない。
確かに、人が現地に入るのは危険で対応は遅れがち、
この時代、ラジコンヘリでも、ロボットでも、なんでもある。
すぐに思いつく簡単な方法を考えてみたけど、
自動散水できるリモコン式のはしご車で注水すりゃいいじゃないか。。
例えリモコン式はしご車がこの世に存在しなくても、
各方面の技術者と職人100人、部品調達の為のヘリが一基あれば、
24時間で作り上げられる。(これぐらいなら僕にでもできる。)
問題は、この問題に取り組む人の姿勢だと思う。
メトロダウンなんてことになったら、
日本はもちろん、いろんな国に迷惑をかける。
放射能はもちろんだけど、
今回の事故の印象は、世界中の原子力エネルギーの発展の芽を摘むことになる。
単に仕事じゃなく、問題を早く解決してやろうという意欲のある現場が、
リーダーシップを取って遂行するべきだと思う。
自己保身することで精一杯の官僚とか、
電力会社のお偉いさんになんて、判断は到底無理だと思いますよ。