短かった夏も終わり、
気温もぐっと下がって、過ごし易い日々、
昼間の時間が少し減ってしまったのはちょっと残念だけど、
冷房も暖房もかかっていない風が心地いい。
今までそんな季節の移り変わりに、
恵みを感じたこともなかったけど、
最近はそんな変化にも少し敏感になりつつある。
・・・少しずつ年を重ねるにつれ、
自分が保守的になっている。と、いうことなのかもしれない。
と、気が付いたら年月だけが過ぎていくことが怖く、
時々自分の人生を思い出せる範囲で思い返してみることにしている。
今までで一番充実してた時期はいつか、
今、この状況は、どういう判断でこうなっているのか。
その判断に至った経緯は何か。
自分の過去を紐解き、
自分の歴史を客観的に解析し、
人生のストーリーを頭の中でイメージしてみる。
その中で気付くのは、
自分自身の本質は何も変わっていないということ。
ミクロな視点で見ればもちろん、
生きて行く中でいろんな経験を積み、
学習し、蓄積していくし、知識は増えている。
でも、マクロな視点で見れば、
数年単位で同じコトを繰り返していることに気付く。
言うなれば、変わらない自分の中で、
その自分とどう上手くやっていくかのコツを、
少しずつ習得していっているように見える。
3歳児理論というのがある。
3歳迄にそのその人の性格が形成され、
その性格は一生変わらないというものである。
生物学的なものを組み合わせて、広義に解釈すると、
子は、親から受け継いだ遺伝子と、
小さい頃育った環境の影響を、
一生背負って生きていくということであると思う。
何か困難にぶつかり、乗り越えなくてはならない時、
自分を変えなくてはと焦ったりもする。
でも、変えられない自分に焦るより、
自分を見つめ直し、向かうべき方向を見定め、
今の自分が一番幸せと感じられる「コツ」を、
少しずつ見つけて行った方がいいのかもしれない。