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タイミングベルト交換時期
10/01/11
ハイブリッド車等、話題の車が多い中、そろそろ買い替えようか迷ってる方もいれば、このご時勢、車検を受けてまだ乗ろうという方も多いかと思います。
走行距離が10万キロが近くなると、車検の時に車屋さんに薦められるのが「タイミングベルト交換」
今回、約15万キロ(約7年半)走ったオデッセイのタイミングベルト交換を例に紹介します。
そもそもタイミングベルトとは何か?
エンジンには、空気や燃料を吸排気する為のバルブがついています。このバルブを閉じたり開いたりさせてるのが、カムシャフト。そして、このカムシャフトを丁度いいタイミングで回転させているのが、タイミングベルトです。
タイミングベルトが損傷するとどうなる?
オデッセイの場合、一番多い損傷のレベルは、コマ飛びだそうです。これは、歯車状のベルトの歯が削れたり飛んだりして、吸排気のタイミングが合わなくなってしまうことを指します。
また、最悪の場合、ベルト自体が切れてしまいます。程度にもよりますが、コマ飛びや切れが発生した時点で「走行不能」は覚悟した方がいいでしょう。
車種にもよりますが、これにより、バルブとエンジンが干渉してバルブが曲がってしまう場合があります(オデッセイRA6もこの部類)。ここまでいったらかなりの出費です。
タイミングベルトは何故損傷する?
基本的には、負荷や経年変化によると言われています。経年変化は避けられないとしても、長い時間高い負荷で回せば、寿命が短くなります。
日頃からオイル交換を「まめ」にして、カムシャフトがスムーズに回転できる状態を維持してやったり、急激な回転変化を起こす操作(キックダウン等)を少なくすることで、寿命は延ばせるかもしれません。
交換時期はいつ?
これは永遠の課題です。メーカーが10万キロを推奨しているのであれば、10万キロが無難なんでしょうが、8万キロで切れる人もいれば、15万キロ以上何も無く走れる人もいます。
参考迄に今回交換したホンダ オデッセイ(RA6)のタイミングベルトの写真を載せておきます。
製造メーカーや製造時期、ユーザーの走り方、メンテナンスによってもバラツキがあると思いますので、参考程度で・・・。
交換したベルト 全体的に綺麗なもんです。合わせマークらしきものも残ってます
交換したベルトのコマ(拡大) ヒビ割れ等はありません。ベルトに埋め込まれたワイヤーが少し錆びているぐらい。爪で押しても弾性力が残っており、固くなっている様子もありません。
交換車両プロフィール
メーカー : ホンダ
車種 : オデッセイ
型式 : RA6
走行距離 : 約15万キロメートル
走行年数 : 約7年半 (ほぼ毎日乗車)
保管場所:常に屋外
オイル交換頻度 : 平均5000キロ毎に交換。2回に1回エレメントも交換。
車の主な使用用途 : 通勤・旅行 (使用距離半々程度)
※あくまでも一例です。メンテナンスはできるだけメーカー推奨時期に実施しましょう。
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