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組織を動かせる真のリーダー
09/11/18
世の中にはいろんなリーダーと呼ばれる人がいます。会社単位で言えば社長が一番のリーダー、部署単位でで言えば部長がリーダー、あるチーム単位でもリーダーは存在します。
組織を動かす上で、リーダーの存在は大切です。価値観・育ってきた環境の違う人達の集合体において、その方向性を示し、皆をその方向性に向かわせる必要があります。皆が違う方向性を向いていたら、みんなで利益(成果)を出すという目標も達成できないでしょう。
勘違いしてはいけないのは、リーダは「好き勝手言える」人ではありません。ましてや、個人の価値観を押し付けるのも論外。すぐ感情をあらわにするのも論外。リーダはリーダの役割があって、その役割を果たすことがリーダーの「仕事」です。
【リーダーの役割】
リーダーは経験とリーダーの持つ能力から、最もいい解決策に通ずる道をリードする必要があります。
組織が利益(成果)をあげる為に、今何をすべきか、どう進めればその目標を達成できるかを的確にイメージし、その道のりを示します。
いろいろやってみるのもいいですが、時間がかかります。リーダーには保有する多くの情報からタイムリーな判断をする能力と、正確な判断する能力が要求されます。
また、リーダはその判断した方向性へ皆を導き動かす必要があります。
【リーダーが人を導く為の手段】
リーダー決定した方向性に皆を導く為には、メンバーに「これがいいんだ!」ということを伝え、動かす必要があります。
この手段には大きく3つあると思います。
@ボス猿タイプ
人間はサル出身。意味わかんないけど、とりあえず俺の言うこと聞いとけのオーラに負ける場合があります。オーラで人を動かそうとするのがボス猿タイプです。
ただ、今は成果主義の時代。オーラじゃなかなか人は動かなくなってきてるのが実際。「何故この人がリーダーなんだ?」と、疑問を持たれたら後がありません。
A銃口つきつけタイプ
「給料」とか、「人事」を引き合いに出したり、時には極度のストレスを与えて、自分の言うことを強制的に聞かそうとするタイプ。
やたら声を大きくして威圧したり、すぐ怒る人もこれにあたると思います。
極度に主体性のない人は別として、このような人の下で働くのは困難です。
「やらされ感」満点の仕事が続き、メンバーのモチベーションが下がるだけです。アウトプットの質も低下します。
B高信頼タイプ
困った時に助けてくれたり、自分の利益を垣間見ずに必死に頑張って、メンバーの信頼を集める。また、導かれる道の方向性にあまり狂いがなく、信頼を集めるタイプ。
メンバーをその信頼につられて自発的に動くので、あまりストレスがありません。また、アウトプットの質も向上しますし、メンバーも自ら考えるので、育ちます。
あなたの職場のリーダーはどうですか?
・方向性を示し、それをメンバーに正確に伝えていますか?
・正しい方向性を見出せるリーダーですか(示された方向は合ってますか)?
・メンバーを動かす為の手段は適切ですか?
・ひとりよがりや自己中心的ではないですか?
上記のように、リーダーがどうあるかで、組織の将来を大きく左右します。また、年功序列体質が多く残ったり、天下り体質だったり、リーダーを決める決定権がその上位のリーダーにしか無い組織の場合、その人がリーダーとしての役割をちゃんと果たしているかジャッジされ難い傾向にあります。
リーダーの人もそうでない人も、組織の将来の為、その組織に所属する自分の未来の為、リーダーが適切に役割を果たしているかよく考えてみてください。
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